県議補選への出馬に伴う町長の辞職に伴い、6月15日に投開票が行われる宝達志水町長選挙の立候補予定者説明会が20日開かれ、出馬を検討している自民勢力と元副町長を支援する2つの陣営が出席しました。

宝達志水町の町長選挙は宝達典久前町長の県議会議員への転出に伴い行われるものです。

立候補予定者説明会には、自民党の関係者と元副町長で農林水産省の職員、高下栄次さんの支援者が参加しました。

高下さんは2019年から3年間、宝達志水町の副町長を務めた経緯があり、支援者によりますと、5月の大型連休明けに町長選への出馬を打診したところ、意欲を示し「近く判断する」と話しているということです。

高下さんの支援者 山本浩司さん「町を良くしたい良くしてほしいという思いでいるが誰がそれをできるのかと考えた時にふさわしい人に出て欲しいという思いで高下さんに声掛けした」

また、自民党の宝達志水町支部も宝達県議や国と連携をとれる候補者の擁立を進めています。

自民党宝達志水町支部事務長 久保喜六町議「町長選もその流れを汲んで国県のそのパイプをまた強固なものにするためにこちらの方で擁立したいという事で出席した(一本化は)ゼロでもないし可能性としてはある。支部、県議と話をしながら決定していきたい」

一方、町議会で過半数を占める非自民系のグループは19日会見を開き、候補者の擁立を見送ると発表しました。

2つの陣営が選挙に向けて動きだした宝達志水町長選挙は6月10日告示され、15日に投票が行われます。