脱炭素化に向けた新たな取り組みです。

日本航空は福岡空港で作業する一部の車両にバイオ燃料の導入を始めました。

福岡空港では19午後、日本航空の機体を牽引する車両にバイオ燃料が給油されました。

RKB 堺恭佑記者
「これが廃棄された食用油からできた燃料です。香ばしい、天ぷらの匂いがします」

給油されたのは、家庭で使われた、植物由来の食用油から精製されたバイオ燃料です。

従来の軽油に比べるとコストはおよそ2倍かかりますが植物が成長過程で二酸化炭素を吸収するため二酸化炭素の排出はゼロに等しいとされています。

日本航空福岡空港支店 長谷川文彦支店長
「コストを下げて行くにはどこかの企業が手を挙げて導入して量産体制を築いた上で最終的にコストが下がっていくということなので」

バイオ燃料を導入するのは牽引車など7台で月に3000リットルの使用を想定しています。

日本航空は今後、費用対効果を見ながらさらに導入を進める方針です。