富山市は19日、文化・スポーツ・コミュニティの拠点「富山市婦中ふれあい館」で、営利目的での施設利用に対する使用料の加算分約843万円の請求漏れがあったと発表しました。市は過去5年分にわたり調査を行い、195団体に対して追加請求を行うことになりました。

請求漏れは、2023年度の監査の過程で判明しました。富山市婦中ふれあい館条例では、営利を目的とした使用の場合、通常の使用料に100%を加算と規定されています。しかし、この規定が適切に運用されていなかったことが明らかになりました。

調査の結果、2020年度(令和2年度)から2024年度(令和6年度)までの5年間で合わせて1万1237件の申請分、合計843万8520円の請求漏れがあったことが分かりました。年度別の内訳は以下の通りです。

- 令和2年度:1,288,370円(57団体)

- 令和3年度:2,001,570円(88団体)

- 令和4年度:2,147,100円(77団体)

- 令和5年度:1,489,190円(71団体)

- 令和6年度:1,512,290円(76団体)

これらの請求漏れ分について富山市は、該当する195団体に対し5月26日に請求書を発送する予定です。