アメリカとロシアの電話での首脳会談が今夜にも行われます。ロシアがウクライナへの攻撃を続けるなか、停戦に向けた協議が進むかが注目されます。

ウクライナ空軍は18日、ロシア軍がドローン273機を使い、攻撃を仕掛けてきたと明らかにました。一部を撃墜したものの、キーウ州の当局者などによりますと、落下した破片などにより火災が起き、1人が死亡しました。

こうしたなか、新しいローマ教皇の就任を祝うミサに出席したゼレンスキー大統領は、アメリカのバンス副大統領やルビオ国務長官らと会談。「良い会談だった」と評価しました。

ゼレンスキー氏は、16日にトルコで行われたロシアとの直接交渉について「ロシアが提示した停戦条件は非現実的だ」としていて、今回の会談で「完全で無条件の停戦に合意させるには圧力が必要だ」とし、ロシアへの制裁強化を求めたということです。

トランプ大統領は19日にロシアのプーチン大統領と電話会談を行うとしていますが、ウクライナ国防省情報総局は、ロシアがこの日にICBM=大陸間弾道ミサイルの「訓練および戦闘」のための発射を計画しているとの見方を明らかにしました。ウクライナやEU、NATO加盟国に圧力をかけ、威嚇するためだと分析しています。