16日アメリカ海軍は、岩国基地を拠点とする空母ジョージ・ワシントンの艦載機が、今月19日から東京の硫黄島で陸上での模擬着艦訓練を行うと発表しました。

空母艦載機の陸上での模擬着艦訓練、FCLPは滑走路を空母の甲板に見立てて離着陸をくり返す訓練で激しい騒音を伴います。


アメリカ海軍は今月19日から31日まで東京都の硫黄島でFCLPを行うと発表しました。

悪天候などで硫黄島での訓練ができない場合に備えて、岩国基地など国内の4つの基地が予備施設に指定されています。

すべての訓練を硫黄島で完了できない場合は、予備施設で訓練が実施されます。

例年、模擬着艦訓練前後の4月から5月にかけては、岩国基地での飛行回数が増え、騒音への苦情も多くなります。

県や岩国市など基地周辺の自治体でつくる基地関係県市町連絡協議会は、国やアメリカ軍に硫黄島で訓練を完了することや今後、岩国基地を予備施設に指定しないこと、騒音の軽減に努めることを要請しました。