オーストリア最大のワイン産地の州と山梨県が、水素関連やワイン産業など幅広い分野で実質的な交流を行う覚書を交わしました。

県が覚書を交わしたのはオーストリア北東部に位置するニーダーエスタライヒ州で、甲府市内で締結式が行われました。

この州は、国内のおよそ6割のワインの生産量を誇るオーストリア最大のワイン産地です。

覚書にはワイン産業やグリーン水素の活用など4つの分野で山梨県と情報交換し、企業や組織の交流を強化することや講演会への専門家の派遣などが盛り込まれています。

締結式に出席したヨハンナ・ミクル=ライトナー州首相は「この先、数十年、良い協力ができるよう祈っています」とあいさつしました。