熊本市の大西一史(おおにし かずふみ)市長が、こども政策を担当する三原じゅん子大臣と面会し、内密出産の法整備を急ぐよう要望しました。
内密出産は病院だけに身元を明かして匿名で出産できる制度で、熊本市の慈恵(じけい)病院で、これまでに49例の内密出産があったことが報告されています。

5月15日、東京で三原大臣との面会に臨んだ大西市長は、慈恵病院に全国から妊娠に関する相談が寄せられていることに触れた上で、
▼内密出産に関する法整備を急ぐこと
▼妊娠や出産で悩む人たちが24時間・365日利用できる相談窓口を、国が整備すること
などを求めました。
面会後に報道陣の取材に応じた大西市長は、法整備を急ぐことが内密出産制度の安定的な運用につながるとの考えを改めて強調しました。

熊本市 大西一史市長「出自情報をどう扱うかは非常に緊急性の高い問題と思っている」