福岡市は、5月15日、市内に住む20代の男性が腸チフスと診断されたことを明らかにしました。

福岡市内で腸チフスの感染が確認されたのは過去10年で4例目です。

腸チフスと診断されたのは福岡市内に住む20代の男性です。

20代の男性は4月上旬に東南アジアに滞在。

帰国後の4月23日から発熱が続き、5月5日には、体を動かすことが困難になり意識障害などの症状が出たため、福岡市内の病院に救急搬送されました。

その後の検査の結果、5月14日に腸チフスと診断され、男性は、現在も入院中だということです。

腸チフスは、チフス菌の感染による感染症で、発熱・頭痛・食欲不信・倦怠感などの症状がみられます。

主に東南アジアや南アジアなどで感染することが多く、男性は、滞在していた東南アジアで感染したとみられています。

福岡市内で腸チフスの感染が確認されたのは2023年以来で、過去10年で4例目だということです。

福岡市は、食事前やトイレ後などは、しっかりと手を洗って感染症の予防をしてほしいと呼びかけています。