ミャンマーの大地震を受け、停戦を表明したはずの軍事政権による抵抗勢力への攻撃が続いています。空爆で児童生徒ら24人が死亡した学校の教師がその惨状を語りました。

ミャンマー北部ザガイン管区の農村部で12日、軍が学校を空爆しました。関係者によりますと、7歳から16歳までの児童生徒と教師の合わせて24人が死亡したほか、102人が負傷したということです。

空爆を受けた学校の教師
「罪のない子どもたちの命が奪われ、あまりに残酷です。(負傷者の中には)手足を切断されたり、爆発で目が破裂したりした子も多く、彼らの将来は失われてしまったようなものです」

学校は、クーデターを強行した軍事政権に抵抗する民主派組織が運営していました。

空爆を受けた学校の教師
「子どもたちをこれ以上失わないため、国際社会は軍事政権に犯罪をやめるよう圧力をかけるべきです」

ミャンマー軍は、今年3月の大地震を受け、抵抗勢力との戦闘停止を表明したものの、各地で攻撃を繰り返していて、空爆は741回に上るとの指摘もあります。