九州各地に伝わる木製の玩具、きじ馬を集めた展示が、熊本県八代市で行われています。

熊本県では人吉市や八代市などで民芸品として知られるきじ馬は、元々は子どもが乗って遊ぶほどの大きさで、木材を削り車輪と紐を付けたものが発祥と言われています。

近年では土産物として小さくなっていて、下駄の製作の傍らに、余った材料で作られることもあったと伝えられています。

今回は、収集家から40点のキジ馬が集められ、昔は飛ぶように売れていたという懐かしいものも多く展示されています。

また、熊本県荒尾市や福岡県南部のきじ馬には、車輪が4つ付いているのが特徴で、色付けも地域ごとに違いがあります。

この、きじ馬の展示は八代市の「珈琲店ミック」で5月20日まで行われます。