高知県日高村で園児たちがサツマイモの植え付け体験を行いました。汗ばむ陽気となるなか園児たちは丁寧に苗を植えていました。

サツマイモの苗植え体験は、県内外で芋屋金次郎などを展開するシブヤグループが、子どもたちに高知の銘菓・芋けんぴや地元の企業について知ってもらおうと2024年から行っています。13日は、地元の日下保育園と能津分園の園児29人が参加しました。

今回植えるのは芋けんぴ用の「黄金千貫(こがねせんがん)」と、スイートポテトなどに使われる「土佐紅(とさべに)」という品種の苗で、あわせておよそ1000本用意されました。最初に、サツマイモが土の中で大きくなっていくことなどについて学んだ園児たち。社員に教えてもらいながら苗植えに挑戦です!サツマイモは土の中でつるや根っこを伸ばしながら成長するため、専用の棒を使って苗を土の奥まで押し込みます。

「指だと奥まで入らないので、この棒を使って奥まで入れていきます。棒をたてたら苗が切れるので斜めにして奥まで入れていきます」

(リポート 岡本采子 アナウンサー)
「サツマイモの苗を植えていきます。棒で苗を挟んで押し込みます。しっかり植えることができました」

13日の高知県内はよく晴れ、日高村でも午前中から汗ばむ陽気となるなか、園児たちは1本1本丁寧に苗を植えていました。

(園児)
「おいも植えた」
(Q.おいも、どのくらいできてほしい?)
「10個」
「楽しかった。大きなおいも」

(園児)
「おいもおおきくな~れ」

植えた苗は今後、社員が世話をしていき、10月ごろにはおよそ1トンのサツマイモが収穫できる見込みです。

(入社1年目・石川夢乃さん)
「意外と大変ですけど慣れたら茎とかも折れずに、しっかりと入るので良かったです。おいものことについて学べたので良かったです」

(入社1年目・鈴木美有さん)
「園児たちも協力してくれて、すごく上手に植えられたと思います。育てる工程から一から関わってみて、改めてちゃんとおいもについて知ることができたので、これからも勉強していこうかなと思います」

(芋屋金次郎 総務部 福田賢 部長)
「すごく天気が良くて暑くて喜んでくれたかなと思います。こういう会社があるんだよ、お菓子を作ってるんだよというのを知っていただくということと、小学校・中学校の職場体験とかも受け入れているので、体験を通じて地元に貢献していきたいと考えております」