日本維新の会の上野蛍氏らの不起訴は不当だとして刑事告発した大学教授が検察審査会へ申し立てを決めました。

富山検察審査会に審査の申し立てを決めたのは神戸学院大学の上脇博之教授です。

上脇教授は、日本維新の会で元富山市議の上野蛍氏が2023年の県議選で維新の公認候補として出馬した男性の選対本部長を務め、男性に現金45万円を要求し受け取ったなどとして公職選挙法などの疑いで富山地検に告発状を提出。

富山地検は4月25日、上野氏ら2人を不起訴としました。

上脇教授は「上野氏が県議選の労務費として受け取ったと説明しているが、男性を当選させる選挙運動員として報酬を受け取ったことは明らかで被買収罪が成立する」と主張。

富山検察審査会による議決「起訴相当」を求めて、審査申立書を郵送したとしています。