アメリカのトランプ大統領は、中国への追加関税を115%引き下げる大統領令に署名しました。今週末に習近平国家主席と電話会談する意向を示しています。

トランプ大統領は12日、米中の双方が関税引き下げで合意したことについて「全面的なリセットを達成した」との認識を示し、14日から115%引き下げる大統領令に署名しました。引き下げた関税のうち、一部は90日間停止します。

アメリカ トランプ大統領
「今週末に習主席と話すことになるだろう。最も良かったのは、中国の市場を開放させ、米国企業が参入することに中国が合意したことだ」

また、トランプ大統領は「今週末に習近平主席と会談するつもりだ」と話し、電話会談する意向を示しました。

トランプ大統領は「中国側が市場開放して、アメリカ企業が参入することに合意した」と説明していますが、市場開放をめぐる合意の文書ができるまでは「もう少し時間がかかると思う」とも話しています。

一方、自動車や鉄鋼・アルミニウムに対して発動している品目別の関税については見直さないと表明しました。