アメリカと中国が関税の引き下げで合意したことについて、中国の商務省は意見の食い違いを解決するための重要な一歩だと評価しました。

中国商務省の報道官は12日、談話を発表し、「アメリカの関税措置は国際的な経済・貿易の秩序を破壊した」とトランプ政権の相互関税を改めて批判しました。

そのうえで、今回、アメリカと中国の双方が115%の関税引き下げで合意したことについては、「双方が平等な対話を通じて意見の食い違いを解決するための重要な一歩だ」と評価し、世界の利益につながるとの認識を示しました。

また、「アメリカが誤った措置を完全に正し、中米貿易関係の発展を維持するよう希望する」と、残りの対中関税についても撤廃するよう求めていく考えを強調しました。

アメリカと中国は経済や貿易について協議するための枠組みを設置し、交渉を続けていくということです。