青森県内で去年の4倍以上のペースで被害が確認されている「特殊詐欺」についてです。県と県警察本部が共同で啓発活動を行い、注意を呼び掛けました。

県警察本部では、12日から5月いっぱい特殊詐欺被害防止の強化期間としています。

これにあわせて、12日は県庁で県と県警察本部が共同で啓発活動を行ない、特殊詐欺などについて注意を呼びかけました。

警察官の呼びかけ
「ニセ警察官の詐欺がはやっておりますのでご注意ください」

訪れた人
「ひっかからないかどうかはあまり自信がない」

「(気を付けて)電話がきても慌てないで対応できるようになると思う」

県内の2025年の特殊詐欺は、10日の時点で64件発生し、被害額は約2億7860万円にのぼっています。前の年の同じ時期より49件多く、4倍以上のペースで被害が確認されています。

県警察本部 生活安全企画課 斉藤玲奈 課長補佐
「特殊詐欺などの手口は日々変化しています。県民の皆さまが最新の手口を覚えることによって詐欺の被害を減らすことができますので、よろしくお願いします」

特に2025年は警察官などをかたる詐欺が増え、犯人側は守秘義務を理由に被害者が相談するのを妨げようとするため、警察と県は1人で悩まないよう、注意を呼び掛けています。