青森県の宮下宗一郎 知事が大規模な災害が発生した時に、現地でボランティア団体などが活動するさいに各団体の連携と調整をする「中間支援組織」について、前向きに取り組む考えを示しました。
これは12日、青森市で開かれた県民対話集会で、宮下知事が一般社団法人「男女共同参画地域みらいねっと」との懇談で示したものです。
「男女共同参画地域みらいねっと」は、2024年に発生した能登半島地震では、被災直後から現地での継続した活動で避難所の運営の支援などにあたってきました。
男女共同参画地域みらいねっと 小山内世喜子 代表理事
「能登に行って思ったのは、行政には限界がある。(行政・地域・民間団体)3者がそれぞれの強みを生かして取り組まないと、災害後に住民の命を守ることはできない」
小山内世喜子 代表理事がボランティア団体などが現地で活動するさいに連携と調整をする「中間支援組織」の必要性に言及すると、宮下知事も前向きに取り組む考えを示しました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「中間支援組織も含めて、しっかりとみなさんを応援していくというよりも、一緒に頑張っていきたいと思います」
全国では2024年9月時点で、中間支援組織は23の都道府県で設立されていますが、まだ青森県にはなく、「男女共同参画地域みらいねっと」は、来年度、県と協力しながら設立することを目指しています。