リュウグウノツカイが海岸に現れたとの情報が寄せられました。ギョロッとした大きな目に、尖ったアゴ。背びれは、まるでタテガミのようです。どこかで見かけたような…?調べてみると…
その姿はまるで、幻の深海魚リュウグウノツカイ。

映像は、11日氷見市の島尾キャンプ場で確認された魚のものです。
チューリップテレビの「6チャンニュース投稿」に寄せられたもので、投稿者によりますと、体長はおよそ1メートルあったということです。

深海魚に詳しい、魚津水族館に話を聞いてみました。
魚津水族館 門田信幸さん
「画像確認した限りでは、リュウグウノツカイではなくて、サケガシラという魚になりますね」

「リュウグウノツカイがサケガシラに比べて目がちょっと小さいことと、背びれが赤いんですよ」

「それに対してサケガシラは普通の透明なヒレをしておりますし、もう一つの大きな特徴は腹びれなんですね。リュウグウノツカイはお腹側からお尻にかけてひも状の腹びれが伸びています」

また体長にも差があります。サケガシラが2メートル以内なのに対し、リュウグウノツカイは4~5メートルと倍以上の大きさに…
サケガシラはホタルイカが捕れるこの時期に多く見られるといいます。
魚津水族館 門田信幸さん
「形がリュウグウノツカイによく似ているので、よく水族館のほうにリュウグウノツカイが打ちあがっていますって情報が来られるんですが今のところサケガシラの方が圧倒的に多い。いや~また出たかなって気持ちがあったんですが、残念ですがサケガシラでしたね」


ちなみにサケガシラ、食べることはできますが身が水っぽいため刺身や焼き魚には向いていないということです。
