■渋谷ハロウィーン当日起きた“ジョーカー事件”から1年


ここ数年、若者らによるトラブルが相次ぐ渋谷ハロウィーン。
2021年には無差別刺傷事件も起きています。

2021年10月31日 京王線で撮影された動画
「えー!燃えてる!燃えてる!」
「やばい、落ち着いて降りよう」

ジョーカーの衣装でタバコをふかす男。殺人未遂などの罪で起訴された服部恭太被告です。京王線の電車内で乗客をナイフで刺し、車内を放火。
10人以上が重軽傷を負いました。

事件から約1年…10月28日に渋谷駅で職員が配布していたのは、電車内の非常設備の案内です。京王電鉄は警察と連携し、駅や車内の警備を強化するなどテロ行為の防止に向けた取り組みを行っています。

仮装して電車に乗る際には…

京王電鉄 鉄道テロ・災害対策の担当者
「仮装の内容によっては、不安を感じるお客様もいらっしゃると思いますので、不安を感じさせない程度に(仮装を)抑えてほしい」

午後8時、再びスクランブル交差点。仮装した人が、何かしているようですが…


タワシおじさん(50)
「ごみ拾いのボランティアで、きれいにしているところです」

ハットとマントをまとった男性。ペットのように連れているのは“たわし”でつくった“カメ”だといいます。

渋谷のハチ公にかけて、毎月8のつく日に仲間と一緒に清掃活動を続けているのだとか。

タワシおじさん(50)
「ゴミ拾いとかってハードル高いって思う人も多いけど、楽しくやっちゃおうと。ハロウィーン前なら仮装でやった方が、みんなも楽しめるかなと」

それぞれの思いを込めて、10月31日の月曜、ハロウィーンを迎えます。

■おうちハロウィーンが主流?7割が“映え”意識


国山ハセンキャスター:
ハロウィーンの予定について、18歳から29歳までの若い世代に聞いたアンケート(CCCMKホールディングス調べ)です。

【ハロウィーンの予定 】
予定あり =11.8%
何かしたい=28.4%
何もしない=59.8%

小川彩佳キャスター:
私は子どもとハロウィーンを楽しみたいと思っているので、この4割の人間ですね。ハセンさんはどうですか?

国山キャスター:
私は何もしない6割です。またその過ごし方については、このようになっています。



【ハロウィーンの過ごし方】
ハロウィーン関連のグッズや菓子購入=35.5%
ハロウィーン関連の料理や菓子作り=29.2%
家でハロウィーン飾り付け=21.3%
仮装して街へ=7.1% など

出かけるよりも自宅で楽しむ人が多そうです。また、ハロウィーン関連グッズなどを買うときに7割の人がSNS映えを意識していると。

小川キャスター:
渋谷の喧騒が、日本のハロウィーンの文化のようになってきていましたけど、それがコロナ禍を経て変わってきたのかなと。あの喧騒に戻ることはあるんでしょうか。

国山キャスター:
ハロウィーン自体市場規模も大きいということですが、今後はどうなっていくのか注目です。