青森県野辺地町が発注した工事を巡り談合が疑われるとして、町議会が設置した調査特別委員会、いわゆる“百条委員会”の5回目の会合が開かれ、入札過程の整合性を確認するため、今後、外部の関係者から聞き取りを行う方針がまとまりました。
非公開で行われた百条委員会では、前回行った野村秀雄 町長と江刺家和夫 副町長に対しての証人尋問の内容が精査され、証言の中で事実が確定していないものや、内容があいまいなものなどが見つかったということです。
こうしたことから委員会では今後、町長や副町長に再度証人尋問を行うほか、入札の過程が正しかったかなどの整合性を確認するため、入札に関わった外部の関係者から聞き取りを行う方針を決めました。
百条委員会 赤垣義憲 委員長
「入札に関係する方を招いて、どういった経緯があって疑惑が起こったのかというところを究明していければと思っております」
次回の百条委員会では、聞き取りを行う外部の関係者の選定や内容を決める方針で、町長たちへの再度の証人尋問や関係者への聞き取りは、その後の会合で行われる見通しです。