新しいローマ教皇を決める選挙「コンクラーベ」の4回目の投票で、アメリカ出身のプレヴォスト枢機卿が選出されました。教皇名はレオ14世です。

記者
「煙突から白い煙があがりました。4回目の投票で新しいローマ教皇が選出されました」

日本時間の午前1時すぎ、システィーナ礼拝堂の煙突から新しい教皇が選ばれたことを示す白い煙があがりました。

第267代の新教皇に選出されたのはロバート・プレヴォスト枢機卿です。教皇名はレオ14世と名乗ることが発表されました。アメリカ出身の初めての教皇となります。

ローマ教皇 レオ14世
「平和が皆さんとともにありますように。この平和のあいさつが、あなた方の心に届くことを望んでいます。あなたの家族に、どこにいようともすべての人々に、すべての民族に、地球全体に」

レオ14世は多くの信者を前に、「常に平和と愛を求め、苦しんでいる人々に寄り添う教会でありたい」と最初の言葉を発信しました。

レオ14世は南米ペルーで長く司祭として活動し、社会的弱者や移民支援などの活動が前の教皇フランシスコに高く評価され、枢機卿に任命されました。

「すべての人のために取り組む、教皇フランシスコのような人であってほしいです」

今後、多様性の重視など、教皇フランシスコが進めた教会内の改革が継承されるのかが注目されます。