インドとパキスタンの係争地カシミール地方でのテロを発端とする両国の軍事衝突をめぐり、パキスタン軍は、領空侵犯したインドの無人機12機を撃墜したものの、民間人1人が死亡したと発表しました。インド側は軍事作戦が「まだ終わっていない」としていて、緊張が続いています。
カシミール地方で起きたテロ事件をめぐるインドの報復攻撃では、パキスタンの実効支配地域などで子どもを含む31人が死亡したと、パキスタン側は発表しています。
また、両軍の戦闘機による空中戦や実効支配線付近での砲撃の応酬などによって、インド側にも多数の死傷者が出ているとみられています。
こうしたなか、パキスタン軍はインドの無人機13機が7日夜、領空を侵犯して東部パンジャブ州などに飛来し、このうち12機を撃墜したと発表しました。残る1機は軍事施設に直撃したということです。
一連の無人機の攻撃で、民間人1人が死亡したほか、兵士4人が負傷したとしています。
インド政府は無人機の攻撃について、コメントしていませんが、シン国防相は、パキスタン側のテロ組織の拠点が標的だとする軍事作戦は「まだ終わっていない」と表明。
報復を宣言しているパキスタンについては、「相手が反撃するなら、我々もさらに攻撃するだろう」と強硬な姿勢を崩しておらず、緊迫した状況が続いています。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









