母の日のプレゼントに用いられる富山県産のシャクヤクが出荷最盛期を迎えました。ことしも昨年並みの14万本の出荷を見込んでいます。

母の日のギフトとして定番のシャクヤク。少しの温かさでも花が開いてしまうことから、購入した人の手元できれいに咲くよう慎重に温度管理がされつぼみの状態で出荷されます。

富山市上大久保にあるJAあおばの集荷施設ではきょうシャクヤクの出荷を前に花の咲き具合の検査が行われました。

JAあおばによりますと、今年は去年に比べて30品種増やし、およそ160品種を出荷する予定で、会場には濃い赤色が特徴の「カンサス」や薄い黄色の花弁が特徴的な「レモンシフォン」などが並んでいました。

出荷量は14万本と昨年並が期待されるということです。

JAあおば花き出荷組合 出町治雄組合長
「(生育が)ちょっと遅れて心配だったんですけど週末の母の日に間に合わせることができてほっとしています。バラとかカーネーションに限らずこの花があるよということで広めていきたいと思っております」

このシャクヤクは、今月11日の母の日のプレゼント用などにJAあおばの直売所で13日まで販売されるほか北海道や関西など県外にも出荷される予定です。