インドとパキスタンの係争地カシミール地方で発生したテロ事件を受け、インド軍はパキスタンの実効支配地域などを攻撃しました。パキスタン側も反撃を行い、双方で合わせて11人が死亡したと報じられています。
インド国防省は7日、カシミール地方のパキスタン支配地域などでテロリストの拠点となっているインフラ施設など9か所を攻撃したと発表しました。
パキスタンの軍事施設は標的にしていないとして、“慎重で抑制的な対応だった”と強調しています。
カシミール地方のインド側支配地域で先月、観光客ら26人が死亡したテロ事件を受け、パキスタン政府の関与を主張するインドが報復に出た形です。
パキスタン支配地域の住民
「5回か6回、大きな爆発音が聞こえました。人々はパニックに陥り、避難するよう指示されています。この火はインドによるものです」
パキスタンメディアによると、インドによる攻撃で子どもを含む8人が死亡したほか、35人が負傷しました。
一方、パキスタン側は「相応の対応をとる権利がある」として、これまでにインド軍の戦闘機3機と無人機1機を撃墜したとしているほか、実効支配線付近でパキスタン軍が発砲し、インド側でも民間人3人が死亡したと報じられていて、衝突がさらに激化するおそれがあります。
こうした中、国連のグテーレス事務総長は6日、報道官を通じて「深刻な懸念を抱いている」との声明を発表しました。そのうえで「世界はインドとパキスタンの軍事衝突を許容できない」と両国に最大限の自制を求めています。
注目の記事
「大人の財力で手に入れたい」シール集めは“リベンジ” 平成レトロ注目は「平成女児」【Nスタ解説】

「現金を使えない子が増えた」“新潟唯一の問屋”を継いだ駄菓子屋店主が日々感じる“現代の子ども”と時代を超えて続く“小さな社会” 新潟市秋葉区

「自分は小児性愛者、女の子にしか興味がない」 再婚相手の娘(8)とその友だち(7)2人に性加害 45歳の男は7年前にも同様の事件 事実上”野放し”に

「田舎の造園屋」が魂を込める“105万円の推し活” 同郷の横綱・大の里への愛があふれて社長は本場所の“懸賞金スポンサー入り”を決断

「お昼ごはん、何が食べたい?」と聞かれたら…どう答える?地雷ワードと神ワード 共働き世帯増も、家庭内の役割は変わらず?

「朝起き上がれない…」“なまけ” と誤解されやすい起立性調節障害 不登校の児童生徒の約4割が苦しむ 適切な理解と支援を
