盛岡八幡宮で1歳前後の子どもが一升餅を背負って歩く「お宮の一生もち」が行われました。

これは毎年、子どもの日に行われているもので、ことしは県内外から1歳前後の子ども80人が参加しました。一升餅は、子どもが初めての誕生日に背負って歩くことで「一生食べ物に困らない」と伝えられています。一升餅の重さはおよそ2キロ。子どもたちは体の前後に餅の入った袋をかけると一緒に舞台に上がった家族を目指して歩きます。あっという間に笑顔で歩ききる子もいれば、泣いてしまい家族に手を取ってもらう子などさまざまでしたが最後までやり遂げていました。

(参加者)
「泣いちゃうかと思ったのですが、頑張って歩いてくれてうれしかったです」「自分の決めた道を真っすぐに生きていってほしいです」
(参加者)
「この子たち(姉と兄)の時にやらなかったのでみんな分のすくすくと成長してほしいという願いを背負ってくれたので良かったと思います」

丸い餅を背負って歩くことは「一生円満にすごす」という意味もあり参加した家族は子どもの健やかな成長を願っていました。