5日はこどもの日です。岩手県花巻市の神社では恒例の泣き相撲大会が行われていて豆力士たちの“名勝負”に会場が盛り上がりをみせています。

花巻市東和町(とうわちょう)の三熊野(みくまの)神社に伝わるこの泣き相撲は、今から約1200年前に坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が家臣に相撲をとらせたのが始まりとされています。現在は、子どもの健やかな成長を祈って春と秋の年2回行われています。4日と5日の2日間で生後6か月から1歳半までの約580人の赤ん坊が先に泣いたら負けの大一番に臨んでいます。

豆力士たちは「よぉ、よぉ」の掛け声に合わせて顔を近づけますが取組前から泣いている子どももいれば笑顔の赤ん坊もいて、ユニークな決まり手がアナウンスされると会場は温かい声援に包まれていました。