長崎県の壱岐沖で3人が死亡したヘリコプターの事故で、国の運輸安全員会はヘリコプター後部の部品が破断していたことが判ったと発表しました。
事故は先月6日、患者搬送のため6人を乗せて長崎県対馬市から福岡市の病院に向かっていた医療用ヘリコプターが、壱岐沖で転覆した状態で見つかり、3人が死亡したものです。
事故を調査している国土交通省運輸安全委員会は2日、機体後部にあるテールローターのコントロール・ロッド前方部分が破断してしていたと発表しました。コントロール・ロッドは機体を左右に制御する上で重要な部品で、破断の原因について、今後調査を行うということです。
これを受けて国交省は2日、同型機の所有者に対し、同じ部分を点検し、必要に応じて交換するよう求めました。