フィリピンの首都マニラで、日本人が強盗に襲われたうえ、拳銃で撃たれてけがをする事件がありました。マニラでは去年から日本人を狙った強盗事件が15件発生していて、日本大使館が注意を呼びかけています。

フィリピンにある日本大使館によりますと、先月30日の夜、マニラ中心部の通りを歩いていた日本人1人が、バイクで近付いてきた2人組にショルダーバッグを奪われそうになりました。

日本人がバッグを持って逃げようとしたところ、強盗犯は背後から拳銃を発砲。腕にすり傷を負った日本人は、犯人から拳銃を突き付けられたため、バッグを渡したということです。

去年10月以降、マニラで日本人が被害にあう強盗事件は15件目で、去年12月にも拳銃で撃たれた別の日本人男性が負傷しています。

日本大使館は、夜間の徒歩での移動を控えるとともに、身の安全を第一に考えて絶対に抵抗しないよう求めています。