2日、こどもの日を前に山口県山口市の空を色とりどりのこいのぼりが泳いでいました。



クロル舞 アナウンサー
「きょうは風が強いので、こいのぼりの泳ぎっぷりが一段とダイナミックです!見てるこちらも元気になります」



山口市仁保中郷の仁保川には、およそ140匹のこいのぼりが掲げられ、初夏の空を彩っています。

このこいのぼりは、仁保地区の青少年健全育成協議会が30年以上前から続けています。

初夏の風物詩を見にきた観光客の姿もありました。



観光客
「とてもきれい。気に入ってます」
「手前のこいのぼりは今まで見た中で一番大きいです」

こいのぼりは小さいもので2メートルほど、大きいものでは8メートルにもなります。

訪れた人たちは優雅に舞うこいのぼりを楽しんでいました。

そんな華やかな空の下で、地道な作業も行われていました。



仁保地区青少年健全育成協議会 事務局長 田中義治さん
「これが飛んで外れて逃げたぶん、このようにちぎれて逃げてしまう」

きのうからの強風で、外れてしまったこいのぼりの取り付けです。

先月、設置してから20匹ほどが逃げてしまいました。

再び飛ばされないように、つなぎ目をテープで固定していきます。

風でロープに巻きついたこいのぼりも1匹ずつほどきます。

この作業は田中さんの日常なんだそうです。



クロルアナウンサーも手伝い、15分ほどでこいのぼりが整いました。

クロル舞 アナウンサー
「脱走してしまったこいのぼりが無事戻ってきました。気持ちよさそうに泳いでいます」

見る人に、元気になってもらいたい。

そんな思いで日々、田中さんはこいのぼりの見回りと調整をしています。



仁保地区青少年健全育成協議会 事務局長 田中義治さん
「このこいのぼりを見て、あー元気に泳いでるな、今年もがんばって学校に行こうと、その子どもたちの姿を見るのが私も楽しいですから」

仁保川のこいのぼりは、5日のこどもの日まで掲げられる予定です。