不正な会計処理による“赤字隠し”が明らかになった松本マラソン。松本市議会は今年の大会の中止を了承した上で、第三者による検証を求めました。

松本市は2日、市議会の全員協議会で、松本マラソンを巡る一連の経緯について説明しました。

問題となっているのはおととしの大会の決算で、実際には1500万円余りの赤字だったところを、大会運営の委託費を少なく計上する不正な処理によって、およそ75万円の黒字として報告していました。

こうした経緯を踏まえ、市は今年の大会の中止を提案。

議員からは「組織のチェック機能が問題」「法的責任についても検討が必要」などの意見が出され、今年の大会中止は認めるものの第三者による検証を求めるとしました。