福岡市市内にある4つの保育施設で感染性胃腸炎による集団感染が発生しました。

園児や職員からノロウイルスが検出されています。

福岡市によりますと南区の保育施設で4月28日~5月2日までに0歳~5歳までの園児13人と20代~30代の職員4人の計17人がおう吐や下痢などの症状を訴えました。

このうち20代の職員1人から、ノロウイルスが検出されています。

同じ南区の別の保育施設でも4月14日~5月2日までに0歳~5歳までの園児16人が症状を訴え、1歳の男の子と女の子計2人からノロウイルスが検出されたということです。

また、西区の保育施設でも4月23日~5月1日までに0歳~5歳までの園児15人と20代の職員1人の計16人が症状を訴え、0歳の女の子1人からノロウイルスが検出されています。

このほか、城南区の保育施設では、4月28日~5月2日までに0歳~5歳までの園児11人がおう吐や下痢などの症状を訴えました。

このうち1歳の男の子と女の子計2人からノロウイルスが検出されています。

4つの保育施設で発症した計60人のうち、城南区の保育施設に通う園児1人が入院して治療を受けているということです。

保健所は、「調理をする時、トイレの後や食事の前には手洗いを徹底してほしい」などと呼びかけています。