ロシア寄りと思えば、突然ゼレンスキー大統領と打ちとける…。トランプ氏の外交は先が読めない。そんなトランプ氏の言動とは関係なくウクライナでの戦争は続いている。
はっきりしていることは西側の支援なしにウクライナはロシアに太刀打ちできないことだ。
そこでヨーロッパではアメリカに頼らないウクライナ支援を始めている。それは“デンマーク・モデル”と呼ばれていた…。
「ここで榴弾砲を作っているなら我々が他の国から買って持ってこなくてもいいんじゃないか」
ヨーロッパの国々が今ウクライナのために進めていること…。それはアメリカがウクライナから手を引いたときのことを念頭において考案された新しい軍事支援の形だ。既に去年11月、ゼレンスキー大統領の口からその言葉は発せられていた。

ゼレンスキー大統領
「私たちはウクライナにおいて“デンマーク・モデル”という防衛産業発展モデルを構築した」
この発言をした会見でゼレンスキー氏の隣にいたのはデンマークのフレデリクセン首相だ。
果たして“デンマーク・モデル”とは…。
武器や弾薬を供給する従来の軍事支援とは違い、ウクライナの防衛産業に資金提供することで、ウクライナの兵器生産を増強するというシステムだ。
