アメリカのトランプ大統領は国家安全保障を担当するウォルツ大統領補佐官が退任すると発表しました。第2次政権で、政権中枢の交代人事は初めてです。

アメリカのトランプ大統領は1日、国家安全保障担当の大統領補佐官ウォルツ氏を退任させ、国連大使候補に指名する人事を発表しました。ルビオ国務長官が当面大統領補佐官を兼務するとしています。

ウォルツ氏は民間の通信アプリでイエメンの武装組織「フーシ派」への攻撃計画をやりとりし、その内容が誤って雑誌の編集長に共有されていたことで、情報の取り扱いが問題視されていました。

トランプ氏としては、ウォルツ氏を退任させる一方、現在、空席の国連大使候補に指名することで、更迭との印象を薄める狙いがあるとみられます。