韓国の次の大統領の最有力候補とされる李在明氏が公職選挙法違反の罪に問われた裁判で、最高裁は2審の無罪判決を破棄し、審理を差し戻しました。

韓国の最大野党「共に民主党」の前代表・李在明氏は、前回の大統領選挙の期間中に虚偽の発言をしたとして公職選挙法違反の罪で起訴されました。

1審は有罪判決でしたが、2審で逆転無罪となり、検察が上告していました。

最高裁はきょう、李氏の一部の発言に虚偽があったと認め、2審判決を破棄し、審理を高裁に差し戻しました。

李氏は来月の大統領選挙に「共に民主党」の公認候補として出馬する予定で、支持率でトップですが、影響は避けられないとみられます。

一方、大統領の権限を代行する韓悳洙首相が辞任しました。あすにも大統領選に無所属で出馬すると報じられていて、保守層では与党との候補の一本化に期待する声が上がっています。