自転車の悪質な交通違反に交付されるいわゆる「青切符」。反則金額の案が公表されましたが、対象となるのは113もの違反行為。警察も啓発活動に力を入れています。

5月1日、名古屋市内の交差点で愛知県警が自転車の交通違反を取り締まりました。

(愛知県警)
「自転車にも“青切符”切りますよというのが、来年4月1日から始まります」

来年4月から自転車の交通違反にも「青切符」が交付されるのを前に、1日は警察官が危険な運転をする人を指導したり、通行人に啓発のチラシを配ったりするなどして安全運転を呼びかけました。

自転車の危険な運転は、これまでもたびたび見られました。

(記者)
「傘を差して片手運転で自転車を走行しています。前方に歩行者がいます。ぶつかりそうになりました。危ないですね」

こうした自転車の交通違反に対して、警察庁は3月、「青切符」の反則金額の案をまとめました。対象は16歳以上。原付バイクなどの免許が取得できる年齢で、交通ルールに関して最低限の知識があると考えられるためです。

「青切符」の対象となる違反行為は113に上ります。