広島県府中市は市民プールの整備など中心市街地の活性化に力を注いでいます。
内田博文記者
「府中市は中心市街地の活性化に取り組んでいます。この夏にオープンする市民プールが完成し、新たなにぎわいが期待されています」
府中市の中心部で3月に完成したこちらの市民プール。旧市民プールの老朽化を受け、移転・新築しました。7月1日にオープンします。

1階に、25mプールが入ります。2階には、従来にない機能も。その1つがスタジオです。ヨガなどができ、部屋として借りることもできます。ほかに、トレーニングルームもあります。

隣ではイベント広場の整備が進んでいて、プールがオープンする7月1日に供用を開始します。面積1162㎡のエリアでマルシェなどを開き、にぎわいを生み出します。イベントのない日は、駐車場になります。
生まれたにぎわいを挑戦の場にする取り組みも。事業者が新商品を販売するなどビジネスの機会につなげる「チャレンジショップ」を4月、設けました。

府中市商工観光課 桑田貴之課長
「市内の商品のテストマーケティングであったり、新たな商品の展示の場所として、1日単位でみなさんにご利用いただけるスペースとなっております」
18㎡の区画を1日2200円で借りられ、気軽に出店できます。

府中市のねらいについて、小野申人市長に聞きました。
府中市 小野申人市長
「新しい施設ができることによって、行政だけではできないにぎわいづくりを市民の方、あるいは企業の方と一緒になって創り出していければ。市外からのお客さんを呼び込むことで、改めて府中の方へ目を向けてもらえるのではないかと大変期待をしています」