筑後川の初夏の風物詩「エツ漁」が1日に解禁され、漁の安全と豊漁を祈願する感謝祭が開かれました。

1日、福岡県久留米市城島町のエツ大師堂で開かれた感謝祭には地元の漁師や飲食店の関係者などおよそ50人が参加しました。
感謝祭では1日朝に取れたばかりのエツ2匹が献上され解禁されたエツ漁の安全と豊漁を祈願しました。
エツは日本では有明海のみに生息するカタクチイワシの仲間で産卵の時期だけ筑後川を遡上します。
下筑後川漁業協同組合 中園正英 組合長
「きょう量は少なかったんですけど大きいやつが取れました。ぜひとも城島まで足を運んでいただいて、おいしいエツを食べていただきたい」

エツは小骨が多い魚で、感謝祭の後は地元の料理人が身を小骨ごと切って洗いにする骨切りを披露しました。
筑後川のエツ漁は7月20日まで行われます。