新潟市南区のローカルスーパー『マスヤ味方店』の栗林礼奈店長(34歳)が、全国の若手後継者が集って新規事業アイデアを競い合うイベントで新潟県内から初めて決勝に出場したことを、30日に新潟市の中原八一市長へ報告しました。

曾祖父が開業したスーパーを引き継いだ栗林さんは、赤字経営から4年で売り上げ3倍に導きました。
そして2月に出場した『アトツギ甲子園』で、新潟県内では初となる“決勝進出”を果たしています。

「私で終わらせたくないなと…。できれば他の県内の“跡継ぎ”の方にバトンを渡したい。それが私の役目」

『アトツギ甲子園』は、全国の中小企業の若手後継者が新規事業のアイデアを競い合うイベントです。
栗林さんは、「中小企業での後継者不足が課題となるなか『アトツギ甲子園』で得られたものは大きい」として、その認知度の向上なども訴えました。

「同じ悩みをもっている盟友たちのネットワークが一気に全国へと広がった。課題を持っている跡継ぎの方にも、そういう環境があるということをバトンとして渡していきたい」