日中友好議員連盟の議員団が新しいパンダの貸与を求めたことについて、中国外務省は歓迎する意向を示しました。

北京を訪問していた日中友好議員連盟の議員団は中国側に対し、新しいパンダの貸与を求めました。

これについて中国外務省の郭嘉昆報道官は、「長年にわたり中日両国は、パンダの飼育や繁殖などの分野で成果をあげてきた」と指摘したうえで、貸与に前向きな姿勢を示しました。

中国外務省 郭嘉昆 報道官
「日本側がパンダ保護の国際協力に関心を持ち続け、中国のパンダ保護事業を支援し、共にこの希少種を守ることを歓迎する」

また、「中日両国は緊密な意思疎通を維持している」と述べ、日本と中国の間で調整が行われていることを示唆しました。

現在の日中間の協定では、来年2月までに日本にいる全てのパンダが中国に返還されることになっていて、新たなパンダ貸与協定を結ぶことができるか、注目が集まっています。