福岡県北九州市の住宅設備メーカー「TOTO」の2024年度の連結決算は増収増益となりました。

しかし中国での事業は大幅な赤字となり特別損失を計上しました。

TOTOによりますと、アメリカでのウォシュレットの売り上げなどが好調で、売上高は7245億円、営業利益は485億円で増収増益となりました。

しかし中国での事業は市況の低迷や市場の構造変化への対応が遅れたことなどから36億円の赤字となりました。

TOTOは2つの工場の生産を停止し工場の資産価値を見直したことで341億円の特別損失を計上しました。

このため最終利益は67%減の122億円となっています。

TOTO 田村信也 社長
「中国の生産能力はこれを約4割程度が減って6割くらいの生産キャパに減ります」

2025年度の業績予想は増収増益としていて「トランプ関税」の影響が懸念されるアメリカでの売り上げについては「わずかに鈍化する程度だ」としています。