大分県臼杵市の商店街で火災が発生してから5か月、被害を受けたふとん店が元の場所での営業再開へ準備を進めています。

臼杵市中央通り商店街で大正3年から続く高村ふとん店。4代目の高村茂樹さんはこの5か月間、空き店舗に移って仮営業を続けていました。

(高村ふとん店・高村茂樹社長)「元々居酒屋さんが入っていたんですけどね、所有する社長のご厚意で借りることができたので、ありがたかったですね」

商店街では去年11月、大規模な火災が発生し、住宅や店舗あわせて15棟が焼けました。がれきの撤去作業で粉じんや臭いがつくため100メートル離れた空き店舗を借りて営業。4月21日に撤去が終わり、いよいよ元の場所に戻れることになりました。

(高村茂樹社長)「労いの言葉なんかが本当にうれしかったですね。前のようににぎわって、地元の方々が来ていただけるように頑張っていきたい」

店ではこれまでの感謝を込め、28日から無料で枕の除菌・消臭サービスをしながら5月3日の営業再開へ準備を進めていくということです。