落差日本一を誇る「称名滝」の安全祈願式が28日行われ、雪解けの時期だけ見られる幻の「ハンノキ滝」とともに、V字型の瀑布が立山山麓に水しぶきと轟音を響かせていました。
記者
「まだ雪も多く残っている中、緑も芽吹いています。称名滝シーズンインです」
滝から1.3キロ離れたレストハウスで開かれた祈願式には、立山町観光協会など関係者約20人が出席し、遊歩道の開通と称名滝を訪れる観光客の安全を祈願しました。

観光協会によりますと、ことしは例年より雪が多いため、なだれや落石の被害が懸念されることから遊歩道は今も通行止めとなっています。

訪れた観光客は滝から約1キロ下流の称名平展望台で、称名滝とハンノキ滝の景色を楽しみました。
観光客
「高さがすごいなと思って。雪が残ってるのがいいよね。空気も凛とした感じで今すごいいいです」
「いい感じ。ちゃんと撮れました。もっと近づいてみたかったなあ」

また今シーズンも立山駅から遊歩道の入り口にあるレストハウスまでは電動キックボードとeバイク、遊歩道から滝までは電動カートのレンタルサービスを実施します。
立山町 舟橋貴之 町長
「ゴールデンウィーク明けにはすぐ滝の近くまで行くことができるが、このビューポイントからも十分楽しむことができる。ぜひ多くの方々に来てほしい」
観光協会によりますと、称名滝へ続く遊歩道の開通は5月中旬以降を予定しているということです。
