ロシアのラブロフ外相は、ウクライナとの和平交渉で大きな焦点となっているクリミア半島の扱いをめぐって、「自国の領土について交渉することはない」と強調しました。

アメリカのトランプ大統領は、ロシアが2014年に一方的に併合したウクライナ南部のクリミアについて、「ロシアの支配下にあり、ウクライナに戻すことはとても難しい」と話しています。

これについて、ラブロフ外相は27日アメリカCBSテレビの番組の中で、「それは事実であって、彼は真実を語っている」と話しました。

また、ラブロフ氏はアメリカが仲介するウクライナとの和平交渉の中で、クリミアの扱いについては「議論されていない」と明らかにし、「これは終わった話だ」「ロシアは自国の領土について交渉することはない」と強調しました。