天皇皇后両陛下は、植物や森林の保護などの分野で優れた功績を収めた研究者らを表彰する「みどりの式典」に出席されました。

両陛下は午後4時ごろ、東京・千代田区の会場に到着し、出迎えた関係者と挨拶を交わされました。

「みどりの式典」は来月4日の「みどりの日」にちなみ、国民の環境保全への関心を高めるため開催されるものです。

両陛下は、▼都市における自然再生に貢献した京都大学の森本幸裕名誉教授と、▼植物の成長過程を明らかにした東北大学の経塚淳子教授に「みどりの学術賞」が贈られるのを見て、拍手を送られました。

「これからどういうことをやってみたいですか」

式典後、両陛下は受賞者らと懇談し、「始められたのは何かきっかけがあるんですか」「湿原を保全するのは難しいのではないですか」など、熱心に質問されていました。