18世紀に故郷ベネチアの景観を描き人気を博したイタリアの画家・カナレットの作品などを集めた展覧会が24日、山口県立美術館で始まりました。



「カナレットとヴェネツィアの輝き」展。

県立美術館などが主催し、ヤマネ鉄工建設が特別協賛しています。

展覧会には、イタリアの画家・カナレットの作品を中心に、ベネチアの景観を描いた61点が展示されています。

注目作品のひとつ、「カナル・グランデのレガッタ」。

「レガッタ」と呼ばれるボート競争の様子が華やかに描かれています。

美しく活気があるベネチアを緻密なタッチで表現したカナレットの作品は、ほかの画家にも影響を与えたと言われています。

展覧会では、およそ200年に渡って22人の画家が描いたベネチアの景観画を楽しむことができます。

県立美術館では初めて、印象派の画家、クロード・モネが描いた「黄昏、ヴェネツィア」も展示されています。

ながとブルーエンジェルス 坪井美月 選手
「ひとつひとつの絵が本当に新鮮で、こんなに細かく描かれているんだとびっくりしました」

ながとブルーエンジェルス 辰己裕有希 選手
「本当にベネチアに来たような、しかもその時代に行ったような感覚があって、もう一周したいと思いました」

県立美術館 萬屋健司 学芸課長
「まさにベネチアを旅しているような気持ちで、この山口県立美術館の展示室を歩いていただけたらと思います」



「カナレットとヴェネツィアの輝き」展は、6月22日までの開催です。