イタリアメディアが新たな教皇の有力な候補の一人として、韓国人の兪興植枢機卿の名前を挙げました。アジア出身の教皇が誕生すれば初めてのことです。

21日に亡くなったローマ教皇フランシスコの後任を選ぶコンクラーベを控え、イタリアの有力紙「コリエレ・デラ・セラ」は22日、有力な候補者として12人を挙げています。

この中には現在、ローマ教皇庁で聖職者省長官を務める、韓国人の兪興植枢機卿の名前も含まれていました。現在73歳の兪氏は、朝鮮半島の南北交流にも尽力し、北朝鮮に4回訪問した経験をもつということです。

韓国メディアは「気さくな人柄とリーダーシップが高く評価されている」と紹介しています。

他にも、フィリピン出身のルイス・アントニオ・タグレ枢機卿の名前も挙げられていて、アジア出身の教皇が誕生すれば初めてのこととなります。