全国知事会で作る国民運動本部で青森県の宮下宗一郎知事は、政府が方針を示している全国の小学校での『給食費無償化』について、すでに始まっている県内の事情を踏まえて「地域間の差や競争が生じないよう」要望しました。

今年度、初めてとなる国民運動本部の会合はオンラインで開かれ、“夏の参院選”に向けてまとめた各政党への提言案を協議しました。

このなかで幹事長を務める宮下知事は、政府が方針を示している学校の給食費無償化について、2024年10月に全国で初めて、すべての市町村を対象に実現した自らの経験をもとに、全国一律とする場合の対応について要望しました。

青森県 宮下宗一郎 知事
「すでに給食費無償化しているところと、していないところの差をどうするのか。(青森県では)論点が多様な形で出てきて、収束するのにおおむね1年程度かかった。地域間の差や競争が生じることがないように、国の責任で一律で給食費を無償化できる対応をしっかりとやっていくことが大事」

国民運動本部は、23日に各政党へ提言を要請するということです。