去年、アメリカから返還された琉球国王の肖像画「御後絵」。その原本の一部が、あすから期間限定で一般公開されることになりました。
今回初めて一般公開されるのは、去年返還された4点の御後絵のうち、アメリカで3分割されてしまったと考えられている御後絵の中央部分です。大きさは縦97.6センチ、横30.7センチで19世紀半ばに描かれたとみられています。
描かれている人物が誰であるかは判明していませんが、9代尚健か10代尚質ではないかとみられています。県は今年6月から御後絵の修理に入る予定で、今後6年間、人目に触れることはなくなるため、今回、期間限定の公開となりました。
▼県教育庁文化財課 濵地龍磨 主任
「修理に着工するという段階になりましたので、最低限でも皆さまに喜びを共有していただきたいというかですね。このあと未来に引き継げるように、こういった事業を応援していただきたい」
御後絵の原本の一般公開は、県立博物館・美術館で今月30日までです。