▼記者「こちらは国道へとつながる、普段車通りの多い道路です。歩行者用の信号が横を向いてしまっています。ここからでは赤か青かわかりません」

4月21日の午前9時半頃。那覇市天久の交差点にある、歩行者用の信号機です。歩行者からは見えない角度に曲がっています。

▼通行人の女性
「信号が向こうから見えなくて、青かどうかわからなかったので、ちょっと危ないなって思いました」

近所に住む男性
「昨日の朝、歩いていたら曲がっていると気づいた。こっちに公園があって、通学路にもなっているので危ないですよね、信号見えないんで」

警察によりますと21日午前8時過ぎ、「信号機の向きが変わっている」と通報があったということです。通報から約2時間後に工事業者が到着しました。

30分程で作業を終え、無事、信号機の向きは元に戻りました。

なぜ、このようなことが起きたのでしょうか?
工事業者の男性に話を聞くと…。

▼工事業者の男性
「風だと思うんですけど今回は。(車などに)当てられた場合、色々なものが変形して戻すのも時間がかかるんですけど、今回はすんなり戻ったので。年数が経ってしまうと、閉めているボルトも緩くなったりするので、そうしたら多少の強風でも(横に)なっちゃうんで、その際は閉め直して対応する」

沖縄気象台によりますと取材をした前日の4月20日、那覇市の最大瞬間風速は14.3メートル。それほど強い風は観測されていませんが、局地的に強風となる場合もあるそうです。

実際の原因について警察は「不明」としています。

また、1年に1度、信号機の点検を行っていますが、このように信号機が曲がっているのを見かけた場合は、事故につながる危険性があるため警察に連絡するよう呼びかけています。