静岡県内で3人が亡くなり、約1万4000棟が被害にあった台風15号から1か月が経ちました。静岡市清水区などでは、今もなお復旧作業が続き、ボランティアなどの支援を求めています。

9月23日夜から猛烈な雨を降らせ、静岡県内に甚大な被害をもたらした台風15号。県内では3人が亡くなり、土砂崩れなどにより4309棟が損壊の被害を受け、床上・床下浸水の被害は9500棟近くにのぼりました。


<三島乾児カメラマン>
「清水区袖師の災害ゴミ置き場です。今も大量のゴミが積み上げられ分別作業が続いています」

巴川が氾濫し、浸水被害が深刻だった静岡市清水区の道路は、今でも茶色く、土の跡が残っていました。巴川の支流・山原川(やんばらがわ)が氾濫し、被害を受けた清水区下野です。災害ボランティアが排水路にたまった土砂を撤去していました。


<記者>
「復興状況はどうですか?」

<ボランティア>
「まだまだだね」
「こういうところはまだいっぱいあるだろうなって。まだまだ人の力が必要」


静岡市内では、これまでに約3300人のボランティアが従事。台風被害から1か月が経つ今でもボランティアセンターには1日約30件、被災者からの要請があるそうです。しかし、ボランティアを志願する人は減少傾向で、今週以降は前の週に比べて半数ほどに減っているということです。