先月、政府が放出した備蓄米14万トンのうち2週間で卸売業者に引き渡された量が2%程度にとどまったことが明らかになりました。一方、放出により一部の価格は8か月ぶりに下落に転じています。
農林水産省は18日、1回目に放出した備蓄米およそ14万トンの販売状況について説明しました。
これによりますと、先月30日までの2週間で集荷業者を経て卸売業者に引き渡されたのは全体の2%程度にあたる2761トンにとどまりました。
こうしたなか、農水省が発表したコメ取引の代表的な指標である「相対取引価格」で、2024年産の全銘柄の平均価格は先月、去年の9月以来、初めての下落に転じました。
玄米60キロあたりの価格は去年の同じ時期と比べ依然として1万円以上高いものの、備蓄米の取引が含まれたことから価格が下がったとみられています。
備蓄米をめぐっては中小のスーパーに出回っていないという指摘をうけ、来週始まる3回目の放出以降は卸売業者の間での販売が可能になり、価格の低下が期待されています。
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